神戸ソーシャルキャンパスとは
全国的に注目される事業を行うNPO、
会社を経営しながら休日に仲間たちと創造的なイベントを仕掛けるひと、
まちの面白いプロジェクトに欠かせないクリエイター。
こうしたいろんなタイプの大人や魅力的な活動が、
いま、神戸にはあふれています。
ここは、学生とそんな大人たちや活動をつなぎ、
学生と神戸、それぞれの将来をつくっていく基地です。
神戸と神戸ソーシャルキャンパス
大学や大学生の数は全国でも有数の神戸市。
関西圏はもちろん、中国・四国地方からも多くの学生が神戸の大学に通うために引っ越してきます。
そのため、高校卒業年代(18~20歳)の人口は増加傾向にあります。
しかし、大学卒業年代に目を移してみると、一転、急激に人口が減ることが明らかになっています。
神戸市が抱える大きな課題の一つに、この「大学卒業年代(22~24歳)の転出超過」が挙げられます。
つまり、神戸の大学に通う学生は、大学時代を神戸で過ごした後、大阪や東京に就職するパターンが多いのです。
この、若者世代の転出超過という現象に歯止めをかけるべく、
神戸市は「若者に選ばれるまち 神戸」というスローガンの元、若者を対象とした様々な施策を打ち出しています。
神戸ソーシャルキャンパスもその一環と言えます。
神戸ソーシャルキャンパスでは、大学生の「学街活動」をサポートしてます。
学街活動では、学生が大学の中だけで学び、ただ大学-自宅-アルバイト先を往復するのではなく、
様々な地域コミュニティに飛び込んで主体的にまちに関わるという経験をする中で、
学生自身が成長し、多くの学びを得ることが期待されます。
そうしてまちに関わることで、神戸に愛着を持ち、神戸との関わりの中で将来を選択していく、
そんな学生が増えて欲しいという思いが、この事業の根幹にあります。
その一方で、
「神戸の企業に就職する学生が増えること」
これだけが神戸ソーシャルキャンパスの想いではありません。
学街活動は、関わるまちや社会を知ると同時に、自分自身のことをよく知るための経験になると考えています。
自分は何をしている時が楽しいのか、どんなことであれば夢中になれるのか、逆にやっていて面白くないことはなんなのか。。。
そんな、大学の中では見つからないようなことや新しい自分が、学街活動にチャレンジしていく中で見えてくると思っています。
つまり、学街活動は、学生が自身のキャリア(生き方)を考える機会でもあるのです。
より多くの学生が、学街活動を通して「自分が本当にやりたいこと」を見つけられることを願っています。